マレーシアでの生活

マレーシア母子留学で発生しやすいトラブル一覧!

最初に記載しておきますが、私は今の生活を気に入っており、マレーシアの悪口を書くつもりはありません。

しかし、私の準備不足・調査不足・英語力不足のせいもあり、我が家は多くの壁にぶち当たって来たと言えるでしょう。(多分これからも・・・)

ここで紹介するトラブル例はマレーシアに限らず母子留学で発生しやすいものだと思うので、これから母子留学をする方の参考になればと思います。

マレーシア生活で我が家が経験したトラブルの一覧

早速、2022年1月からマレーシアに暮らし始めた私たちが、早速ぶち当たったマレーシア生活の壁(壁というほどのものでないトラブルもありますが)を紹介していきましょう。

生活費が思っていたより安くない

大半の人が気づいていることだと思いますが、2022年の円安前からマレーシアの物価はどんどん上がっています。

特に都市部では、日本とさほど変わらない生活費が必要だと言えるでしょう。

食費

都市部での外食費は、ローカルでなければ日本と同じくらいの価格帯になります。

日本食材は1.5倍〜の値段なので、自炊だとしても日本の味を求めると、それなりにコストがかかると考えておくべきでしょう。

雑費

雑費に関しては、日本の半額程度で購入できるものもあり、比較的お安めだと思いますが、とにかく質が悪いです・・・。

我が家は使い捨てのものは質を気にせず使っていますが、それ以外のものもすぐ壊れてしまうので、安かろう悪かろう感は否めません。

電化製品

雑費と同じように日本より値段は少し安いけれど、やっぱり質が悪いです。がっかりさせられないことがありません。

日本並〜それ以上の価格を払えば相応の電化製品が手に入る可能性がありますが、あまりに粗悪品が続くので、チャレンジできていない段階です。

教育費

英語の習い事などにかかる教育費も安くはありません。

日本よりは安いですが回数が必要なので、我が家の場合は月3万円〜9万円(連休中は習い事の回数を増やします)を子供の習い事に使っています。

1回の授業は1,500円〜3,000円くらいです。ちょっと割高かもしれませんが、経験豊富でADHD息子の特性に合わせた授業をマンツーマンで行ってもらっているので、相応な価格だと考えています。

オンラインのチュータはとても安く、1時間のクラスが300円から依頼できます。我が家は、オンラインレッスンも併用しているものの、オンラインレッスンの先生が学生が多いので、平日の授業は難しいようです。

そのため土日の予定がパンパンです・・。

医療費

医療費に関しては、ローカルな診療所に行くようにしているので、保険が適用されていなくても風邪程度なら数千円の治療費で済んでいます。

ただし、息子の発達障害のカウンセリングなどは1万円弱〜の費用が必要です。これでも安い病院だったようで、他の病院のカウンセリングは2万円弱〜でした。

家賃

家賃は都市部でも日本より安く、プールやジム付きのコンドミニアムで家族で暮らせる広さがあっても8万円程度〜で暮らせるようです。

我が家は都市部ではないため、2LDK程度なら5万円くらい・4LDK程度でも7万円かかりません。(物置や複数のトイレも付きます)

住まいのトラブルが多い

海外あるあるですが、とにかく設備がちゃんとしていません。

一見綺麗に見えたコンドミニアムでも、度々トラブルが続きます。

我が家が経験したトラブルは次のようなものです。

  • エアコンが弱すぎる
  • リモコンが壊れてる
  • 洗濯機の排水ホースが壊れた
  • 鍵が閉まらない
  • 電気がつかない
  • ガスがつかない
  • 雨漏り

すぐに修理が来てくれる場合もあるものの、何度もオフィスにお願いをしないと対応してもらえないこともありました。

田舎暮らしのためか?自然のが強く、虫・鳩のフンなどの害とは引き続き戦っています。

子供がローカル料理を食べない

食費は高いとお伝えしましたが、ローカル料理は安いです。ただし、我が家の子供には受けが悪く・・あまりローカル向けの食事を楽しめていません。

特にマレーシア料理は辛いことが多いため、辛さが苦手で食べられないというものを無理に食べさせることはできず、食堂で買わせようと考えていたランチも毎日お弁当を作る羽目になりました。

日本のように冷凍食品が豊富ではないので、料理が得意でない私は、とても質素なお弁当しか作れません・・・。

法改正に生活が左右される

具体的に何の法律で何が変わるなどの説明は難しいのですが、日本のように長い前置き・準備期間が用意されるわけでなく、突然改正される法律に従わなくてはいけません(もっとアンテナが張れていれば分かるのかも・・)

うっかり法律違反をすると、罰金・・最悪の場合は逮捕の可能性もあるので、法律違反には注意しましょう。

さまざまな国の文化を理解しないといけない

マレーシアは多民族国家です。

我が家の場合、マレーシア人(中華系も含む)・中国人・韓国人の他、スーダンやパキスタンの方もご近所に暮らしています。

宗教も違えば文化も違うので、子供にもその点について十分な注意が必要です。

特にイスラム教の方にノンハラル製品(イスラム教の方が食べてはいけないもの)を食べさせたりプレゼントしたりしてはいけません。

その点は文化の違いを知れば良い・尊重し合えば良い・・と考えれば良いのですが・・

実際には、もっと複雑な問題も起こります。

日本で言えば「非常識」なことも相手にとって非常識ではないのだし、逆のことも多々あるのです。

これらのすれ違いは、インターネットや本を使っても調べられません。お付き合いをしながら理解を重ねる・努力する必要があるでしょう。

かと言って、日本人はどうしても我慢する側に回りがちです。

日本人としてというよりも、我が家のルールをはっきりと決めて、揺るがない方針で生活をする・それを子供にも言い聞かせるなどの取り組みをしなければ、心身ともに疲れてしまうかも知れません。

とにかく非効率

こうやって書くと偉そうですが多くの機関・人が「人の時間を使うこと」に若干ルーズだなと感じています・・。

朗らかな方が多いので、問題がないのかも知れません。

  • 約束の時間に行ってもいない・再度行く必要がある
  • 大事な手続きなのにケアレスミスで繰り返し遠出しなくてはいけない

などが、その例です。

日本なら1回で済むはずのものが、2回〜3回かかることは珍しくなく、仕事が忙しい時には辛いというのが正直な意見です。

ただし、この問題は私の英語力不足が関係している可能性もありますね。

インターネット通販はすぐ届かない

マレーシアにもamazonのような感覚で使えるLazadaやShopeeというインターネット通販サービスがありますが、amazonのようなスピード配送は期待できません。

購入先をローカルで指定すれば違うのですが、そうすると選択肢がとても少なくなるので、海外配送も含めると、到着まで1週間〜2週間の時間が必要です。

そしてもちろん品質・梱包はイマイチです・・・。

マレーシア母子留学中の生活はとにかく思い通りに事が運びません。余計な時間とコストがかかります。
時間やお金に余裕を持って生活を始めましょう。

インターナショナルスクールで我が家が経験したトラブルの一覧

次に、インターナショナルスクールに通うにあたって痛感した問題の一覧を紹介しましょう。

インターナショナルスクールは英語学校ではない

これはもう、調査不足・覚悟不足としか言えません。

マレーシアに限らず、インターナショナルスクールは語学学校ではなく英語で勉強を進めるためにあります。

そのため、英語が話せることが前提で話が進むので、当たり前ですが英語ができなければ勉強についていけません。

英語が話せないままマレーシアに来た親子がぶち当たった言葉の壁と学習については、こちらの記事をご覧ください。

普通に考えれば分かることですよね・・恥ずかしいことに、私は本当に考えが甘かったとしか言えません。

元々さほど学習習慣のなかった子供たちは、生活の変わりように動揺しましたが、今では学習習慣が身につき、少しずつですが英語力も育っています。

先輩ママが信頼できる家庭教師や英語教室を紹介してくれたのが、我が家がなんとか勉強を続けられている理由だと思います。

入学時のフォローが少なめ

学校によって対応は変わると思いますが、入学時のフォローがほとんどありません。特に高学年になると、結構放置されがちです・・。

多少親が介入してあげないと、子供がストレスを感じてしまうでしょう。

先生一人一人に同じ連絡をした方が良い

クラス担任は存在しますが、担任の先生に連絡したことが他の教科の先生に伝わるかと言うと・・・どうやら難しいようです(学校によって違うと思います)

そのため、子供の特性や注意事項があるのなら、教科担任も含めた全員にメールなどで連絡をとった方が良さそうです。

我が家では英語・算数・理科・体育・美術・音楽(それでも全教科ではありません)の先生に息子の特性などについて連絡をしています。

無くしたものが帰ってこない

文房具など、うちの子は忘れ物が多いのですが、忘れた物の多くは見つかりません・・・

忘れ物という感覚がないのか・・その点はよく分からないのですが、名前を書いても無くなるので・・あまり高いものは買えないなと感じています。

清掃の方もいるし、学校に持ってきて良い文具の指定もないので、誤って処分されたり何かに紛れてしまったりしているのかも知れません。

翌日の持ち物を前日周知されたりする

これまた日本の学校ではあり得ないことですが、翌日の持ち物を前日周知されたり、指定された持ち物が簡単に手に入るものでなかったり・・

田舎暮らしなので、それなりに苦労します。

イベントが多く用意の難易度が高い

イベントが多いのは楽しいポイントでもありますが、衣装系にはそこそこコストが必要だし、用意に手間がかかります。

例えば”Book Day”には自分が好きな本の登場人物のコスチュームを着るし、”Inter National Day “には自分の国の伝統的な衣装を着る必要があります。

しっかりとした事前準備がなくては、用意が間に合わないでしょう。

学校から早めの周知や細かな説明はない可能性が高いので、先輩ママたちに相談して年間のイベントと必要なものを教わっておくと良いです。

日本の小学校と言うよりは、何もかも高校や大学に近いような感覚です・・。
子供が自力で色々できることが大前提にある感じがします。

まとめ:それでも私はマレーシアが大好きです!

ずらりとマレーシア生活で発生したトラブルについてまとめましたが、冒頭でもお伝えしたように、マレーシアの悪口を書きたかったわけではありません。

私は今の生活が好きだし、これからもマレーシアに長く暮らし続けたいと考えています。

ただし、自分の準備不足・調査不足が招いたトラブルが多いと感じているため、これからマレーシアで暮らすという方は、このようなトラブルが発生しやすいことを、把握しておくべきでしょう。

ABOUT ME
sumire
フリーランスライター・カメラマン マレーシアで13歳発達障害児・9歳マイペース女子育児をしています。