マレーシア子育て

マレーシア留学7ヶ月目!英語が話せない子供の成長記録

いつの間にやら、マレーシアのインターナショナルスクールに通い始めて7ヶ月目の突入していました!

半年が過ぎたあたりから何か変わるのか・・・?という期待を持っていた子供たちの英語の成長についてマレーシア生活7ヶ月目の状況をまとめたいと思います!

前回の記事はこちら

term2は事件続き・・・

現在はマレーシアの7月半ば。ケンブリッジ式のインターに通っているので、間もなくterm2が終了します。

term1は英語基礎クラスで過ごした我が子たちは、初めての通常クラスでの1termとなりました。

正直出だしは・・・英語ができないのに英語ができる前提で進む勉強(当たり前のことですが)に四苦八苦し、特にyear4の息子は苦しい苦しいな毎日でした。

そんな中で、私もあの手この手で色々取り組んでみたものの、ちょっと予定とは別の方向に進んだ部分もあります。このtermもまた濃厚で、内容の詰まった日々でした。

事件1.息子の反抗期到来

通常クラス+英語の補修授業を受けている息子は、毎日7時15分に自宅を出て、18時頃に帰宅します。

宿題に頭を抱えて、就寝時間が夜中になってしまうような日もありました。

そんな毎日を送って1ヶ月過ぎた頃、息子が突然反抗的になり、今まで私に言ったことのないような汚い言葉を使うようになりました。

反抗期とキャパオーバーが一緒に来たかな・・という感じです。

ワンオペでパパや親に頼れない状態の我が家にとって、これは本当に辛い日々でした。

何週間も親子でぶつかり合い苦しみましたが、潔く「無理をしない」「本人に任せる」という選択肢を選ぶようにし、現在は落ち着いているかなと思います。

簡単にまとめると、私が今取り組んでいることは下記の通りです。

反抗期到来の息子向けの取り組み

・本人に勉強開始時間を決めさせる
・宿題が終わらなかったら自己責任
・本人がイライラしている時は一人にする
・復習はほとんどなし
・テスト対策のみ私が指導

学校の復習をやめたことと、勉強のスタート時間を本人に決めさせることは、親として勇気のいる決断でした。

私は息子に可能な限り進級させてあげたいという気持ちがあり、とにかく授業に追いつくこと・落第点を取らないことを目標にしていたのです。(term2からの通常クラスなので、すぐに落第リーチがかかります)

しかし、本人が落第も覚悟の上で自分の限界を訴えていると分かった時、全ての考えを改めようと決めました。

英語に関しては家庭教師と塾の先生に一任しようと思っていたのだし、無理に私が復習までやって本人の負担を増やすことは、現段階では良くないことだと考えています。

事件2.家族でコロナ感染

家庭内が殺伐としていた息子の反抗期・・そんな最中に、家族でコロナに感染しました。

自宅での自主隔離は、ホテルでの入国隔離に比べたら、ずっと暮らしやすいものでしたが、精神的には辛かったというのが正直なところです。

それでも同じコンドに暮らす皆様や友人に助けてもらい、何度も家族で話し合ったり泣いたりした日々の中で、子供たちとも友人とも絆が深まったのかもしれないと感じています。

幸い特に子供は軽症で、すぐにケロリと元気になってオンライン授業に参加しました。大人は1ヶ月ほど体調不良を引きずりましたが、ようやく完治したと思います。

その他も細々と・・

引っ越し先のお部屋がどうしても無理で・・再度引っ越したり・・その件で揉めたり・・

仲良くなった日本人家族が帰国してしまったり・・

長女が学校行き渋りになったり・・

急遽車を購入することになったり・・

銀行口座がなかなか出来なかったり・・

自分の習い事を増やし過ぎて忙し過ぎたり・・

などなど。走り抜けた感ある生活を送っておりました。ようやく終わる・・term2。

息子の英語学習の状況

息子はSpeaking・Writingに課題があるものの、本人はどちらも嫌いではないので、これから伸びてくると感じています。

あんなに毛嫌いしていたSperingは、コツを覚えたのか簡単に単語が覚えられるようになり、心配していたComprehensionも意外と得意なようです。

日本では国語の文章題とが苦手だったのに、不思議・・

息子が今使っている教材

以前まで私の助けが必要だったComprehensionの下記のようなテキストは、一人で解けるようになりました。

このくらいの文章を理解し、質問に答えて書き写す宿題をやっています。

また、新しいテキストとして次のような文章の書方の本が加わりました。

これを完了させる頃には、もう私の英語力は軽く超えてるな・・と思います。

学校の授業にはついていけている?

当たり前ですが、普通クラスなのでクラス内では特に優しい英語が使われているわけではありません。授業に必要な英語が普通のペースで話されています。

そのため、現段階で息子は全ての内容を理解することはできません。特に理科は知らない単語も多く、なかなか理解が難しいようです。

ただし「全く理解できていない・授業に参加していない」状態ではありません。もちろん全てではないものの、友達と楽しく実験に参加したり、先生の指示に従って問題を解いたりができており、本人も「学校が楽しい」と言っています。

少しレベルが高すぎる中に押し込んでしまったと自覚があったものの、本人の「楽しい」が聞けることが私は本当に嬉しいです。

学校のテストの結果は?

普通クラスということは、他の生徒と同じように定期的に教科ごとのテストを受けなくてはいけません。

年間を通した平均点が落第点だと進級が難しいそうですが、冒頭でもお伝えしたように、我が家は現段階ではさほど全体の点数自体にこだわらず、前のテストからの成長に重点をおいて結果を見るようにしています。

現段階のテスト結果は

英語:20〜30%
サイエンス:20〜30%
数学:40〜50%
中国語:80〜90%
美術:70〜80%

大体の成績はこのような感じです。低いと思われるかもしれませんが、英語が100%であることが前提のテストでの点数だと思うと、課題はあるものの我が家としては十分な結果だと考えています。

ちなみに中国語はほとんどテスト対策をしていません。

あくまで第二言語としての位置付けの教科なので書かされることがメインであり、日本で小学4年生くらいまで漢字を学んでくると、何もしなくてもこのくらい点数が取れる可能性が高いです。(学校によってレベルが違うかもしれません・・)

今後の対策は?

自宅での勉強量をグンと減らしたterm2ですが、学校で英語の補修授業が約2時間あるので、トータルではさほど減っていないです。量ではなく質が問題だとは思いますが。

息子に関しては、引き続き家庭教師と英語教室の先生に英語の学習を任せて、私はテスト対策と宿題サポートを進めます。

テスト対策は数学・理科に特化し、英語力がなくても答えられる部分を取り逃がさないようにしています。

娘の英語学習の状況

term1の終わりに、この子は自由にさせた方が良いかもしれないと感じ、現在学校以外で追加の学習をしていない娘ですが、英語はきちんと伸びています。

やっぱり英語の環境で学び遊ぶことは、彼女の英語を大きく伸ばしているのでしょう。

我が家で一番発音が良い

やはり発音の良さはピカイチな娘。

こっちが苦労して練習しても彼女からしたら「聞いたまま口にすれば良いじゃない?」って話みたいです。

友達との会話でも単語を並べるような話し方ではなく、スラスラと話ができていることが多いです。

意外と色々理解してる

私は、娘には英語を教えず日本語で掛け算などの算数をサポートしています。

英語が話せても、さほど英文は読めていないかな?と思っていたけれど、このくらいの文章は理解できるようです。

例えば、昨日りんごを7つ買いました。今日2つ食べました。残りは何個ですか?

とか

男の子が2人、女の子は4人います。どちらが何人多いですか?

とかの英文です。

これは100%学校での学びの成果ですね。

本嫌いの子供たちに読書をさせる

英語のWriting・Comprehensionには英語の読書が欠かせないと多くの先輩・先生に言われているものの、そもそも私が読書家ではなく、日本でだって本が嫌いだった子供たち。

どう英語の本に触れさせるべきかを悩み取り組んだことは次の通りです。

1.親がわざとらしく英語の本を子供の前で読むようにしてみた→全く興味を示さず
2.「英語の本なら何冊でも買ってあげるよ!」と本屋さんに連れて行った→「いらない帰る」
3.適当に何冊か買ってみた→もちろん読まず

しかし今、なんとか簡単な英語の本を読んでくれるようになりました!!ここまでの道のり7ヶ月の流れを紹介します。

事前準備

夜20時にはデバイス禁止。勉強か読書のみの時間にしました。

宿題が終わったら暇を持て余し・・仕方がないから本を読む習慣がつきます(笑)始めは文句タラタラだったものの、数週間で文句も減ってきたかな・・

気を抜くとデバイスが延長しているので要注意です。

STEP1.英語なら漫画でも良し(日本の漫画の英語版)

そもそも私は漫画大好きオタク系。こっちで日本の漫画を買うのは割高なので、英語版で漫画を買うようになりました。

これなら私も苦痛なく英語の本(漫画)が読める!!

子供たちも、絵を見るだけでも楽しめるということで簡単に食いついてくれました。今ではちゃんとセリフも読んでいるようです。

STEP2.英語の漫画を用意(元から英語の漫画)

かなり英語のセリフが少なめな英語の漫画「DOG MAN」がマレーシアの小学生に人気のようで、こちらを買ってみました。

これにも食いついてくれた!

ちょうど学校で流行っている?とかがきっかけだったかもしれません。

息子は次のステップに、娘は現段階このステップに留まっています。寝る前の読書タイムは二人ともDOG MANを読んでいることが多いです。

STP3.子供ウケする内容の本を用意

マレーシアの本屋さんは、しっかりカバーがつけられていて本の中身が確認できません(店員さんに言えばカバーを外してもらえるみたいだけど)

そのため、何が子供ウケする本なのかが分からず、読書大好きな同年代のお友達に相談した結果、この本を勧めてくれました。「CAPTAIN UNDERPANTS」題名通り、なかなかの小学生男子の心を掴む内容が盛り込まれています。

始めは「文章が多い・・」と渋っていた息子も、1日1ページというノルマに慣れた頃には大笑いしながら読み進めるようになりました。今では毎日1チャプター(3ページくらい)読み進めています。

そして、読書の後は私に面白かった内容を説明してくれるのが嬉しいです。

我が家では読むだけでなく、英語の先生の指導のもと、自分が気に入った言い回しをノートに書き出し、先生に提出しています。

まとめ:なんかトラブル続きだったterm2

勉強以外のことに振り回され立てた感のあるterm2でも、子供たちはきちんと成長していました。

term3はいよいよ最終学期・・・。進級についてはやっぱり気がかりですが、我が家のペースが掴めた気がするので、じっくりと着実に進めればと思います。

term3に向けて、夏休みはしっかり遊びつつ英語補修もするぞと計画しています。

ABOUT ME
sumire
フリーランスライター・カメラマン マレーシアで13歳発達障害児・9歳マイペース女子育児をしています。