マレーシア生活も3年目になりました。
この記事を書き始めた頃には想像もできなかった成長を続けている子どもたち。ついつい欲が出て「もっともっと」と思ってしまいがちなので、初心に帰るためにも久々にうちの子の成長記録を書き残したいと思います。
英語ができない子がマレーシアで2年くらい過ごすとどうなるの?と思っている方は、ぜひ参考にしてください。
前の記事はこちら
初回の記事はこちら
久々の記事なのでうちの子の2年前の状態を説明します。
この状態でグレードを落としてyear4とyear1からの入学、はっきり言って全く準備ができていないゼロからスタートです。
マレーシア3年目:現在の子どもの英会話力は?
マレーシア生活丸2年が経過した我が家の子供たちの英語力はこんな感じです。ここでは学びではなく英会話に焦点を当てて話を進めます。
長男12歳:トラベル英会話・生活英会話に問題はなさそう
長男は私の前でベラベラ英語で話すわけではないので、推測込みですがトラベル英会話レベルは問題なく英語の生活も難しくはなさそうです。
しかし、友達と何の障害もなく話を進められる感覚レベルには至っていません。
男子同士の会話は日本語でもかる〜いものが多いため、環境に揉まれても女子のような急成長は難しそうです。
長女9歳:日本語と英語が同じくらいのレベル
ネイティブレベル?は大袈裟だとは思います。日本語と英語が同じくらい話せ、思考回路は両方が混ざっているそうです。家の外と寝言や独り言は英語・家族との話は日本語の印象です。
ただし、日本語の不足も出てきており、ダブルリミテッド(母国語と第二言語の両方が十分に発達しない状態)の危険性があると感じて対策を検討中です。
マレーシア3年目:子どもの授業の理解度は?
我が家が通っているインターナショナルスクールはケンブリッジ式カリキュラム。お勉強ガツガツ系ではない気がするけど、勉強なしでも楽しく過ごせますよってタイプでもない学校です。あまりに成績が悪いと落第の可能性もあります。
のんびり気分でマレーシアに来てしまった私たちですが、心を入れ替え、ここ2年は家庭教師・ママの伴走で何とかやってきました。(ご興味がある方は、こちらの記事シリーズをご覧ください)
ブログで子どもの成績について詳しく書くのは避けたいので、ここでは現在の子どもたちの授業の理解度を説明します。
長男year6:半分以上は理解できるようになっている
いきなり抽象的な表現で申し訳ありません。楽観的な男の子なもので、聞き出しが難しいところです。
英語力+要領の問題から授業だけで100%理解は難しいものの、70%くらいは授業内容を理解している・50%以上は実践力にもつながっているのかなと感じています。
サイエンスは自学で予習をすることで、より理解度を上げることに成功しました。ガッツリ復習で私のサポートも加えて成績につなげている感じです。
とは言え、Comprehension(長文読解)とWriting(作文・エッセイ)はコツコツ学習が必要・・なので、簡単に成果は出ませんね。
長女year4:授業を受ければ内容をほぼ理解
娘は昨年ジャンプアップしてyea3を飛ばすことになったため、多少不安があったのですが今ところ問題なくyear4をスタートできています。
year4と言えば、英語が話せないまま長男がマレーシア留学をスタートした学年。英語が話せるとこんなにも頭に入るのかと・・・当たり前のことながら、再認識しています。
それでもComprehension(長文読解)とWriting(作文・エッセイ)は一年飛ばしたという影響が大きそうです。ここは絶対にサポートが必要だと感じています。
長男の学習スタイル
3ヶ月おきくらいに見直している学習方法ですが、今年は冬休みにまた全て見直しをしてスケジュール作成の習慣化から始めました。
平日は帰宅後、土日は朝起きたら次のようなスケジュールを立てます。(こちらは見本)
字が下手で恥ずかしいので小さめ画像でごめんなさい。
うちの子たちは勉強に対して自主的に「〇〇をしよう」という発想があまりないので、学習メニューは選択肢を壁に貼り付けてあります。
例えば長男の場合は次のようなメモです。メモの内容は私がタイミングに合わせて更新します。実際には細かく教科の指定をしており、毎日必須の項目は全部実施しても45分程度で完了するボリュームです。
息子の自学セットはこんな感じ。あとはノート。
Comprehension・Writingは家庭教師にお願い
Comprehension(長文読解)とWriting(作文・エッセイ)は、やはり私が自信を持って教えられない部分であり、マレーシアに来てからお願いしている英語の先生にマンツーマンレッスンを続けてもらっています。
学校の復習は、私が説明できる部分のみポイントを説明している感じです。
Scienceは自学の予習と家庭での復習
去年まで私ががっつりテスト対策をしていたScienceですが、そろそろ自走の練習をするために自学で予習を始めました。予習をするだけで、授業の理解度が上がったと本人は喜んでいます。
テスト対策は復習の延長として今後も私が介入するけれど、自走力も養うために関わり方は減らしていこうと考えています。
Mathematicsは復習メイン
算数は日本での貯金というか・・私の考えでは日本の算数の方が難しいと思うのです。そして英語力が求められる機会が少ないという点もあり、分からないポイントの復習のみで何とか行けそうです。
ただし、来年からはグッと難しくなるようなので、少しずつ中学校の算数を教えていきたいと考えています。
これまでもお伝えしていますが、私の算数の教え方は日本式です。
突然課外活動に目覚める
元から忙しい毎日を送っているのに、突然サッカーと吹奏楽を始めたいと言い出した息子。パンクしちゃうぞ!と思ったけれど、その思いも大切なことなので、まずチャレンジさせることにしました。
両方の活用を合わせると週に4日間放課後に学校に残る感じです。
正直どうなるか分からないけれど、やってみよう!
長女の学習スタイル
スケジュールを作るという習慣をつけたのは、娘も息子と同様です。スケジュールが明確になることで、友だちと遊んでいても時間通りに帰れるようになりました。
正直、娘がなかなか帰宅しないから夕飯の時間が遅れる・生活リズムが崩れることにストレスを感じていたため、とっても助かっています。
娘の自学セットはこんな感じ。ドリルがメインですね。
Writingは家庭教師にお願い
娘の頭の中は半分英語、正直もう私が英語を教えることはできません。そもそも考え方が違います。
Writing(作文・エッセイ)は家庭教師の先生に任せて、Comprehension(長文読解)は日本語の文章読解ドリルで読解力を身につけさせようと思っています。
Scienceは家庭での復習
英語力があればうちの学校のScienceは比較的楽しい授業です。そのため、娘は学校で楽しく多くの内容を理解して帰ってきます。
不足している点がないか宿題などをチェックしながら確認し、足りないと感じた部分はサポートします。
Mathematicsはドリルで定着
ケンブリッジ式カリキュラムの算数は反復練習が不足していると感じます。ここに来て日本のドリルのありがたみを感じているところです。
計算力だけを考えると、やっぱり4年間日本で算数を学んだ息子と半年程度しか日本の算数を学んでいない娘に差を感じるのです。
そのため、我が家ではとにかく算数ドリル!毎日コツコツ算数ドリルを続けています。
日本語を補う
一時帰国中日本では祖母に音読習慣をつけてもらったものの、私が国語を教えてあげる余裕がないことから、娘にはなるべくさまざまな日本語を普段から使うように意識しています。
例えば「食べてね」と言えばわかる日本語も「ご賞味ください」「お召し上がりください」など・・。この例は大袈裟ですが「座って」は理解できても「着席」は理解できないような事柄が増えてきたためです。
また、時間に余裕がある時には日本語の映画を見ながら難しい言葉を説明しています。
まとめ
いよいよ3年目。私の英語力は?と言うと、相変わらずブロークンイングリッシュであるものの、先生とのミーティングや店員さんとの会話は何とかこなしています(相手がみんな優しいからだとは思います)
しかし、相変わらず日本人の方の前で英語を話すのが本当に苦手です・・・。私の勉強は隙間時間のゆるゆる英語なので、自業自得ですね。
今年度の先生たちへの挨拶も終わり比較的良い感じのスタートを切りましたが、長男の反抗もいよいよ本格的になっており、たびたび平常心を保てていない自分もいます。
来年の今頃どんな記事を書くのかなと、そんなことを思いながら今年も頑張りたいと思います。