マレーシア子育て

マレーシア留学で1学年を終えた感想と子供の成長について

私たちがマレーシアに到着したのは2022年1月のコロナ禍。7日間の隔離期間を終えて今の生活を始めました。

1年経過してもまだまだ余裕があるとは言えない私たちですが、親子ともに英語が話せない・発達障害児連れ・高学年での留学の1年の感想と子供や私の成長についてまとめたいと思います。

【渡航当初の私たち】

・英語力低いママ(旅行英会話がギリギリ)
・ADHD息子10歳(英語超初心者)
・内弁慶娘6歳(英語何も準備なし)

息子の今の生活と1年間の成長

この1年の息子の成長は精神的な面が大きかったです。現段階も感情コントロールが苦手という特性にはまだ悩まされているものの、前よりもキレやすさが減ったような気がします。

何より、彼が成長したのは忍耐面・勉強に向けての姿勢です。

日本では学校と宿題以外ほとんど勉強をしていなかった我が家ですが、現在の彼は勉強の必要性を理解した上でコツコツと努力が続けられるようになりました。

もちろんまだ私のサポートは必要なものの、私の用意したスケジュールと勉強計画に沿った学びに取り組めています。

息子が前向きに勉強に取り組めるようになったのはマレーシアで「みんなが一生懸命勉強している」「勉強は必要なものである」「努力は実る」ことを知ったためです。

もちろんこれまでスムーズに進んだわけではありません・・。勉強習慣がしっかり身についたなと感じたのはマレーシアでの生活が半年以上過ぎた頃でした。

現在の息子の英語力

英語漬けと言っても過言ではない状況ですが、息子は日本人の友達と遊ぶことが好きなので、スラスラと英語が出てくる状態・・ではありません。

語順が崩れたりしつつも、意思の疎通ができるような感覚です。

スピーキングに関しては私の英語力に近いかも・・?と考えていますが、間も無く追い抜かれるでしょうね。

ただし先生の話は私よりずっと理解できているようです。もちろん全てを完璧にとはいきませんが、先生が何を言っているのか全然分からないような状態は卒業できました。

息子の今のスケジュール

勉強の時間が多ければ良いというものではないし、もっとたくさんできている子もいると思うのですが、今の息子はこのようなスケジュールでコツコツと勉強をしています。

8時〜15時:学校
15時〜17時:英語の補習クラス
20時〜21時:英語またはサイエンスの学習
21時〜22時:英語の読書

帰宅後から自学の時間まではなるべく外遊びに促して体を動かし、勉強だけにならないように注意しています。マレーシアでの生活は運動不足になりやすいのです。

また、今は私が中心で勉強を進めている状態ですが、少しずつ自分でできる学習を増やしていくための指導も始める予定です。

息子の課題

息子の課題はやはり英語です。どうしても長い時間が必要な学びであり、他の教科をどんなに頑張っても英語が足を引っ張ります。

英語については何が正解かまだ分かっておらず、息子の英語教室の先生・学校の先生にアドバイスをしてもらいながら、これからも努力を続けたいと考えています。

また、感情コントロールについても、より苦手を改善できるようになってほしいと考えています。引き続きプレイセラピーで彼の心と向かい合って行きますね。

息子の成長ポイントは忍耐力と勉強への意識!
だからこそ今後勉強の成果が見えてくると期待しています。

娘の今の生活と1年間の成長

娘は元から人と話すことが好きなので、驚くべきスピードで英語を吸収し続けた1年でした。今では友達とのコミュニケーションに困ることはないようで、year1の授業では英語が足を引っ張ることありません。

また、内弁慶で外ではモジモジ自己主張が苦手な子だったのに、いつの間に仕切り屋になっています。たまに「これは本当にうちの娘か?」と思うほど。

元から順応力の高い子なので、今の環境でモジモジしていたらやっていけないと感じ取ったのかもしれません。

学校に行き始めた当初に「怖い」「英語が話せないから友達ができない」と言っていたのが嘘のように、友達と走り回っている姿が本当に頼もしいです。

現在の娘の英語力

先ほどもお伝えしたように友達とのコミュニケーションや先生からの指示に関する英語に問題のない娘ですが、英語を書くことには苦戦しています。

特にスペリングも簡単な単語しか書けませんし、すぐに忘れてしまいます。

ただしyear1であるため学校では書く力がまだ求められていないことから、学業では問題が出ておらず、本人のやる気にも火がつかないようです。

娘の今のスケジュール

遊びが彼女の英語を伸ばすと分かったので、英語はほぼ教えずに算数や日本語を少しサポートしています。

8時〜15時:学校
15時〜19時:友達と遊ぶまたは私とドリルなど
20時〜21時:NHK for schoolまたは読書

土日に英語のオンラインクラスを受けているものの、学校以外の勉強はほとんど自宅学習です。

私が息子のサポートに集中しているので、NHK for schoolを見せたり本を読ませたり、アプリで掛け算の練習をしている日が多く、もう少し娘の勉強を見てあげたいと考えています。

娘の課題

残念ながら学習習慣が身についていない娘は、なかなか勉強に集中できません。

また、マレーシアの過酷な環境下で強く生きるためか・・ちょっとワガママで人当たりが強くなり過ぎた気がするので、もう少し友達に優しい言葉を使ったり相手の気持ちを配慮できるようになってもらいたいですね・・

この辺はじっくり教えていきたいと思います。

娘の成長ポイントは英語力と打たれ強さ!!
これから勉強にも意欲を見せてほしい!

私の今の生活と1年間の成長

自分のことを成長したと書くのは恥ずかしいものですが、この1年は私にとっても濃厚でいて試練の連続でした。

面倒臭がりで楽な方に逃げることが多かった自分も、子供たちの力になるためにはそんなことは言ってられないと痛感し、英語が苦手だろうかなんだろうがやれることをやると決めた感じです。

今は仕事と子供の勉強サポートを中心とした生活を送っています。

息子の成長や成果を喜ぶ息子を見て、最近では子供の勉強サポートも楽しいと思えるようになりました。

しかし教育の知識がなく英語力も不足している私は、常に「これで良いのかな・・」という不安を感じながら勉強を教えているというのが正直なところです。

私の英語力

私の英語力は入国直後よりは少し場慣れしたものの、場慣れだけ・・・という感じです。

緊張して文法も崩れるし、難しい話になると聞き取り困難で内容の半分も理解できません。

これはもう時間がないことを言い訳にした努力不足と言って良いでしょう・・・。

私の今のスケジュール

私のスケジュールは仕事の量によって変わるものの、大体子供がいない時間のうち1時間は健康のための運動・3〜4時間仕事・1〜2時間勉強サポートの準備のような流れです。

子供が帰宅後はなるべく仕事をせずに子供と過ごすことを目標としていますが、、実際には仕事が引っ張ってしまう日が多いです・・。

私の課題

家で引きこもっている時間が長い私は、正直あまり英語が伸びていません。そのため先生と意思の疎通が取りにくいという課題は改善できませんでした。

子供の勉強サポートも英語の勉強にはなるのですが、もっと英語が話せる機会を積極的に増やすべきですね。

私の成長ポイントは子育てに関する意識改革!
日本にいる頃よりも子供としっかり向き合っています。

マレーシアのインターナショナルスクールに1年間通って思ったこと

ここでは、マレーシアのインターナショナルスクールに子供を1年通わせて困ったことについてまとめました。

とにかく英語力が求められる

これはもう当たり前のことなのですが、はっきり言って私は覚悟が不足していたので、こちらの記事にまとめています。

インターナショナルスクールは英語を学ぶ場所ではなく英語で学ぶ場所です。そのため英語力がなければお話になりません・・。

学校からの連絡が足りていない

オンラインで先生から全生徒に連絡がしやすい環境が整っているものの、先生によっては大事な連絡がきちんと届かないことがあります。

特に英語が堪能ではない子供が存在するインターで、口頭連絡だけで済ますのは勘弁してほしい・・・。

日本の生活で手取り足取りに近い待遇に慣れている日本人にとっては、常に情報が不足しているなと感じるものの、、あまり完璧を求められないので何とかなったりします。

先生同士で情報が共有されない

マレーシアのインターナショナルスクールでは教科ごとに先生が変わりますが、先生同士が生徒の情報を共有することはないようです。(学校によって違うかもしれません)

そのため子供についてお願いしたいことがあれば、全員の先生に連絡をしなくてはいけません。日本なら担任の先生とだけ密な連絡を取り合っていれば良かったので、なかなか手のかかる部分です。

また、発達障害に関しての知識や見解も先生によって大きな違いがあるようです。これは我が家にとって非常に多いな問題でした。

息子の特性は細かく周知しておく必要があります。

親がお金と時間に余裕がある前提

インターナショナルスクールではイベントが多く子供にとっては楽しいことなのですが、その度に衣装や食べ物の準備が必要になり、毎回多少の労力とコストが必要です。

マレーシアで仕事をしながら慎ましやかに暮らしている我が家としては、お金も時間も無駄にかかるなぁ・・なんて考えてしまう時もありますね。

まぁ私立なので仕方がないことかもしれません。

日本と同じ感覚でインターナショナルスクールに入るとうまくいきません!
先生が全てやってくれるとは思わずに親が積極的にサポートに入ることが重要です!

まとめ

マレーシアのインターナショナルスクールに1年間通学して感じた子供や自分の成長についてまとめてみました。

生活は安定したような気がするけれど、まだまだ余裕はありません。

もちろん楽しい時間もたくさんあるマレーシア生活ですが、やっぱり勉強が中心の生活なので、これからも努力が必要でしょう。

2年目はどんな生活になるのか、来年の子供の成長も楽しみに過ごしたいと思います。

これまでの英語学習の記録はこちらをご覧ください。

ABOUT ME
sumire
フリーランスライター・カメラマン マレーシアで13歳発達障害児・9歳マイペース女子育児をしています。