これから、発達障害児育児の参考になる本もブログで紹介していこうと考えています。ご興味がある方は、ぜひご覧くださいね。
早速、今回の記事では「発達障害サバイバルガイド」を読み、自分が感じたこと書こうと思います。
発達障害育児専用の本ではなく、実際に発達障害を抱えている当事者である著者が自分の特定と上手く付き合うために考え抜いた生活術をまとめたものです。
これまで自分が読んできた育児関連書籍とは別の切り口であり、たくさんのイラストも交えてコミカルな表現で書かれているため、楽しく読み進められます。
無表情な熊のイラストがまた・・なんとも癖になる感じです。
読み進めるうちに、だんだんイラストの熊が息子に見えてきました。
全てが実践的!すぐに試せる!
この本は、著者の借金玉さんが人生をサバイバルするために書いた本です。
机上の空論や「そんなこと言っても、なかなかできるもんじゃないよね・・」と感じるような内容がなく、全ての提案が実践的!
もちろん、発達障害の特性は人によって変わりますが、思い付くかなりの数の困りごとがカバーできるんじゃないかなと感じました。
商品説明で確認できる索引を見るだけで、ウンウン頷いてしまいます。
また、このようなライフハックは発達障害ではない方にも伝えると思います。
- タスクはホワイトボードで可視化
- 行方不明になりやすい物やリモコンは場所を固定する
- 休憩スペースと仕事スペースを分割
- 休息の必要性
特に自宅が仕事場である自分にとっては、自分にも必要な情報だと感じています。
暗い要素は一切なし!困った特性すら面白く思える
全体を通して明るく文章がまとまっています。
発達障害児子育てをしている自分としては「この裏にどれだけの苦労と困りごとがあったのだろう」と考えてしまいますが、クヨクヨしたような表現は本文中に存在しません。
将来のことを考えて不安や心配を優先してしまうことがありますが、著者のライフハックに納得し、さらに「あるあるあるある」と楽しく頷ける感じです。
発達障害児育児向けの本は堅苦し良ものが多いため、この本は本当に読みやすいと思います。
次は息子本人に読んでほしい!
発達障害は治るものではありません。だからこそ、特性を抱えながらもうまく生きていくノウハウが詰まった・・・まさに「発達障害の方向けのサバイバルブック」!題名通りの仕上がりでした。
私は息子に何をアドバイスしたら良いのか・どうサポートしていくべきかを学べたと思っていますが、今度は息子本人にも読んでもらおうと思っています。
また、自分の取扱説明書(もちろん全ての悩み事が解決するわけではありませんが)として、使ってもらえたら嬉しいですね。